海南島
2011年12月22日
海口美蘭空港免税店OPEN
12月21日午前10時、待望の海口美蘭空港免税店が、海口美蘭国際空港ターミナルにオープンした。営業面積2150平方メートル、香水、化粧品、腕時計、アクセサリー、サングラス、バック、チョコレートなど18品目の免税商品、120以上の高級ブランドの商品が販売されている。売り場はA区B区に分かれ、A区では鞄類、食品類を、B区では香水、化粧品類が主に扱われ、価格は香港並み。初日21日には6000人以上の来店者を迎え、売上高は140万元に達した。
この免税店を運営する「海南省免税品有限公司」は海南省が国の許可を受けて設立、経営・管理する企業。国内外から経営・管理・免税品業務に熟達した管理チームと経営グループを招聘し、社員総数は100名を超える。まずは免税店事業大手のハイネマン(独)を中間業者とし、徐々にサプライヤーから直接の仕入れをしてゆく方針。現在、中国唯一の地方行政直轄免税店として注目度が高い。
また、今回のオープンは2011年4月からテスト導入という形で実施されてきた「離島免税政策」施行の全面実施をも意味している、と国際金融報は報じている。「離島免税政策」施行に伴い三亜にオープンした「中国免税品集団公司」の三亜免税店は売り上げも好調で、4月20日から11月末までの購入者数は延べ39万人、売上累計は7億8000万元(日本円にして約96億円)。中国国内旅行者や島民も海南島から航空機で島外に出る場合、条件により免税ショッピングが出来る「離島免税」制度は免税品購買意欲を刺激し、大型連休時などは人気が高すぎて、整理券が配られ、中に入れても品切れだった、ということも起こるほどの人気ぶり。海口美蘭空港免税店のオープンはこうした消費者の需要を満たすとともに、企業間の競争による市場の活性と充実も期待されている。

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