海南島
2013年02月19日
2013年春節期間の観光状況
海南省観光局によると、2013年春節の2月9日から15日の全省に訪れた観光客数190.48万人、その内宿泊客数111.2万人。観光総売上56.51億元におよび、同期間の海口並びに三亜免税店の売上は約1.6億元だった。いずれの数値も前年を上回っている。
人気の理由として、中国内北部地域のこの冬の寒さが厳しいことや、大気汚染問題で空気の良い海南島が好まれたこと、昨年問題になった“春節異常高騰価格”に対して行政が徹底した価格指導管理を行ったこと、公共的な観光サービスの改善に努めたこと、昨年11月に改定された“離島免税”の範囲拡大、クルーズ人気などがあげられる。今年の人気傾向で、ことに興味深いのはドライブ、サイクリングを楽しむ観光客が大幅増加していることだ。都市部や既存の観光施設だけではなく、郊外や地方も訪れ、自然や文化を自ら体験し、楽しむ観光客が増えている。イベントや施設もそうしたニーズに対応する新しいものが登場し、北部地域では“瓊北過大年”と銘打ち、海口を中心に瓊北(海南島北部)8市県の合同観光誘致を行いルートマップなど配布、三亜では4箇所のオートキャンプ場が施設を新たに開場、万寧・日月湾でもオートキャンプ客をターゲットにした“焚火を囲む会”開催、瓊海の新しい田園観光エリア“緑野田園駅”も車での立ち寄りを意識した施設だ。イベントでは、儋州古鎮でのランタン祭り、文昌の新春書画展、瓊劇や文昌地区独特の人形劇“文昌公仔戯”の公演、臨高でもこの地域の伝統人形劇“臨高人偶戯”や民謡“俚俚美”の公演、陵水地区では大学生バスケット・ボール大会、小吃(軽食)を集めたグルメイベント“舌尖上陵水”など、各地の地方色を色濃く打ち出したものが多く、人気もあったようだ。

詳しくはこちら:阳光海南網(中文)
http://www.visithainan.gov.cn/government/jiaodianxinwen/lvyouyaowen/201302/t20130216_37461.html

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