海南島
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海南島のパワースポット その1

「玉帯灘」

海南島東部、瓊海市の南部沿岸に位置する博鳌。“博鳌”と書いて“ボアオ”と読みます。“BOAO”という表示の方が解りやすいかもしれません。ここは毎年4月に開催されるアジアの国際経済会議「BOAOアジアフォーラム」(Boao Forum for Asia:博鰲亜洲論壇:略称BFA)の永年開催地として有名な河口の街。ここに人気のパワースポット、自然の造り出した「砂の帯」“玉帯灘”があります。

左側の帯状の部分が“玉帯灘” 左側の帯状の部分が“玉帯灘”

博鳌は海南島で三番目に大きな川·万泉河の河口にあり、その中でも“玉帯灘”は、万泉河の流れがまさに南中海に注ぎこむ所。防波堤のように海と川とを隔てる砂地の半島で、前面(東面)が海、背面(西面)が万泉河。長さは2.5kmほど、幅は太いところで300mほど、満潮時には細いところで10mの幅で海·川を隔てます。
もとよりこの付近は“三江口”ともいい、万泉河、九曲江、龍滚河という三つの川が集まる地域。緩やかな川の流れの中に、中州のように島が点在します。一番外側にあたる“玉帯灘”は、その長く延びる砂地の美しさから、オーストラリアのゴールド·コーストなどに例えられます。黄色味を帯びた砂の色、砂地が透けて緑に見える浅瀬、藍色に見える海のコントラストが美しい人気景勝地。

それにしても大変な人気。“玉帯灘”には博鳌に3ヶ所ほどある船着き場から船で渡るのですが、朝早くから次々に船が行き交います。皆さん砂地をブラブラし、海側に浮かぶ“聖公石”を眺めたり、端の部分に行って足を浸したり、飲み物やパイナップル、貝ガラなどを売るパラソルを覗いたり、もちろん写真を撮ったり撮られたり‥。風光明媚な所であるのは確かなのですが、なぜこんなにも人気なのか?を地元ガイドさんに尋ねたところ、彼女いわく、「三つの川が交わり、海に注ぐこと」が「富が集まり、私にやってくる」という意味に通じ縁起の良い場所なのだ、とのこと。
“玉帯灘”は“富貴”を呼び込むパワースポットなのです。

朝から行き交う渡し船 朝から行き交う渡し船
砂地を散策する人々 砂地を散策する人々

竜王伝説の地、博鳌。ホテルには温泉のある所も多く、本格リンクスタイプのゴルフ場もあります。文化的には華僑文化、南洋文化の色濃い穏やかな地域で、古鎮や古民家が多く残っています。近年、古民家を改装したバーや、原風景を楽しめる新しいスポットも出来ています。
東環鉄道利用で海口東駅から約50分、三亜駅から約1時間。国内線空港の建設予定があり、数年後には北京や上海から一飛になるようです。


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